日本人のほとんどが生涯において腰痛を経験すると言われています。
しかし、意外なことに腰痛を感じながらも、どこの医療機関にも行かないという人は多くいます。

ある調査の結果によると、腰痛患者の受診先で最も多いのが「整体・整骨・接骨」で、全体の47.7%です。
2位が「地域の整形外科医院」で47.0%、3位が「マッサージ」22.5%、4位が「鍼灸」19.3%とのことです。
これは医療機関に行った人の受診先の割合で、腰痛患者全体でみると、どこにも行かずに我慢している人は半数以上を占めています。

腰痛の中でも慢性腰痛は、ごまかして我慢できるかもしれませんが、急性の腰痛(ぎっくり腰)は、我慢ができません。仕事はもちろん日常生活でも支障をきたしてしまいます

ぎっくり腰発症は、大きく3つのきっかけに分けられます。

①筋肉疲労
筋肉の慢性疲労から起こるぎっくり腰です。ぎっくり腰は突然起こりますが、その前に体の中でゆっくりとその原因となるものは進行しています。日常生活で同じ動作をしても平気だったのに、ある瞬間にぎっくり腰になってしまうのです。
つまり、少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が、あるとき負荷の許容量を超えてしまい、ぎっくり腰として発症するというパターンです。

②骨格の歪み
骨格の歪みからぎっくり腰を発症することがあります。
例えば、立ちっぱなしの仕事や座りっぱなしの仕事に就いていると、長時間、限られた姿勢でいることが多くなります。このような限られた姿勢でいると、身体の柔軟性が失われて、同じ骨格や筋肉だけを使うことになってしまいます。
使われている筋肉に負荷が偏ってかかり、使われていない筋肉は少しずつ衰えていきます。骨は筋肉に支えられていることもあり、筋力がバランスよく使われないと、骨格の歪みを招いてしまいます。
歪んだ骨格は左右のアンバランスを生み出し、その周囲の筋肉への負荷に変わります。身体のバランスをとろうとする代わりの筋肉にも徐々に筋肉疲労が蓄積され、やがて腰痛そしてぎっくり腰につながってしまいます。

③急な過負荷
若い人やスポーツ選手に多いぎっくり腰の原因の1つで、高いところから飛び降りた着地の瞬間や、勢いよく振り返った瞬間、横になっていて勢いよく起き上がったときなど、止まっている状態からいきなり動いたときや、動きの急激な切り替えの時に、腰にいきなりの過負荷がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまいます。

このように主に3つのきっかけがありますが、筋力と骨格がバランスよく使えていたら腰痛やぎっくり腰を防ぐことができます。腰が重い、同じ姿勢が続く、家事・仕事であまり運動が出来ていない方は、ぎっくり腰になる可能性が高くなりますので、しっかりと身体のメンテナンスをするためにも福岡市南区にある和整骨院井尻院までお越しください。