肩関節は他の関節に比べ可動域(動かせる範囲)が広く、その固定を筋肉・腱(筋肉の端)や靭帯で補っています。そのため、加齢であまり肩を動かさなくなるとこれらに炎症や癒着が発生するなどして肩の運動を阻害します。
四十肩・五十肩の症状と原因
四十肩・五十肩の症状
「肩から腕にかけての痛み」と「腕の動きが制限されること」の2つです。 痛みはじわじわときます。痛みと同時に肩の腫れや熱っぽさを伴うこともあります。夜から朝方にかけて痛む事もあります。
痛む場所は肩から上腕(二の腕)にかけてが多く、初めは肩を動かすときに痛むだけですが、症状が進むと、動かさなくても肩がうずくように痛み、思うように腕が上がらなくなります。
ひどい痛みが治まってからも肩を動かしにくいです。時間がたつと炎症は治まってくるのですが、その過程で線維性の物質が出てきて、腱板の周囲が癒着し、肩の動きが悪くなってしまうのです。また、髪がとかせない・結べない(結髪障害)や手を後ろに回せないブラジャーを付けられない(結帯障害)などの障害が出てきます。